私という名の物語

株式会社one's glory 西門のブログです。お仕事、サンプル作品時々、実績公開やら、日常の思考暴露時々と挑戦すること時々。

2016年もありがとうございます。

 

まだ、4日ほど2016年はございますが……

この年末年始、ありがたいことにお仕事が

入ってきてくれまして。

若干、忙しくなってきましたので

このあたりで、ご挨拶をさせていただきます。

 

2016年は、私にとって大きな飛躍の年でございました。

2年3か月、経験を積んだゲーム会社を卒業し

8月よりフリーのシナリオライターになりました。

 

フリーになって困難もありましたが、

視野を広く持って、前へ進もうと決意したところ。

ここブログを開始したのも、今年でした。

 

今まで、非公開案件のお仕事が中心でしたが、

2月あたりから、実績を公開できる案件が増えそうです。

まだまだ、勉強と萌えが必要な状態の私ですが、

いいシナリオをご提供できるよう邁進していく所存です。

 

クライアント様に選んでいただけるように、

クライアント様に任せていただけるように。

お引越しできるようにw

 

2017年も、仕事と家庭を両立することを誓います(笑)

 

今年も私に関わってくださった皆様、

ありがとうございました。

また、ふらりとこちらへお立ち寄りくださった皆様、

感謝いたします。

 

ここの過去記事は、カテゴライズしておりますので

いつでもお読みいただけます。

 

シナリオ関連のご依頼は、いつでもご相談ください。

価格や、簡易のサンプルはHPまで。

http://happy4mayu.wixsite.com/monokakioffice

 

文章のサンプルは、ここのブログでも公開しております。

 

また、ありのままの私を公開しているアメブロはこちら。

ありのままで、2010年12月末から垂れ流し状態です。

過去の未熟な文章も掲載されたままです。

ameblo.jp

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今年も、わずか。

新しい一年を迎えられることに感謝して。

年末のご挨拶にかえさせて頂きたいと思います。

 

皆様におかれましては、

良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

2016/12/28

西門 檀

 

 

【文章サンプル】 祈恋 

(日本史息づく・檀original story)

--祈恋--


つらかりし
人こそ あらめ祈るとて
神にもつくす わかこころかな


夏日詠夕立和歌
弾正少弼景虎










貴方からの文にしたためられた
和歌を胸に・・・・


最近、あの頃の貴方を思わずにはいられません。

幾度の戦の勝利は この寺にも
風が便りを運んで参ります。

あの頃、私がもっと貴方を信じていたのなら・・・・






私は、上野平井城 城主・千葉采女の娘 伊勢。

あれは、月のまあるい夜。
遠目でも 景色の分かる明るい夜更けでありました。

城の中は、温い気がこもり
寝苦しく 気分を変えようと
静かに城を抜け出したのです。


見張りが見張りにもならぬ様を
横目で一瞥し
足音をならさぬように
抜け出す 緊張感がたまらなかったのをよく覚えています。

今思えばその行為が、
つまらぬ日々を払拭していたように思います。


貴方との出会いは、そんな頃でした。
城に程近い、私のお気に入りの高台で。
そこからの景色を眺めるのが
私の唯一の憩いでありました。

 

(この景色だけは、今も昔も変わらないわね)

月明りに川の水面がきらめいて、

どこまでも続く夜空が私を包み込んでいるかのように

思えていたのに、いきなり背後から男の声が聞こえて

一瞬で身体が固まってしまう。



『このような、夜更けに一人ですか?』


この場所で誰かと出会うなんて
これまでなかったことでしたから、
私は 懐刀に手を添え 振り向きました。

月を背負う男の顔は
その時、 確認出来なかったのですが・・・

男は穏やかな声色で私に名乗ったのです。



『私は上杉景虎と申すもの。
貴女は、その身なりからすると・・・千葉殿の?』


上杉景虎・・・その名を私は父上より聞いたことがありました。
越後に軍神がいる・・・その名は上杉景虎という男。


軍神?』



近づいてくる上杉景虎と名乗る男は、次第に顔立ちがはっきりとしました。
私の目の前にやって来た、男は 端正な顔立ちに柔らかな物腰。

私は、懐刀の手をおろしてしまうほど、彼に親しみを感じていたように思います。

 


軍神などではありませんよ・・・しかし、美しい』

私は、うろたえました。
美しいなどとこのように
間近で言われたのは初めてでしたから。
染まった頬は、気づかれまいか……

落ち着かない気持ちに心は支配されていたのです。

 

 

あの後のあなたの言葉を思い出すと、今でも頬が熱くなる―― 


『この景色は、美しい。
貴女ははいつもこの景色を
見ているのですか?』


瞬時に悟る・・・
美しいと言ったのは、
私ではなく、ここからの景色のことであったのだと・・・


いたたまれなくなり、私は
踵を返しました。

そして、走った・・・夢中でかけておりました。
無性に 今この場より消えてしまいたくて。 

それは、羞恥の波にのまれてしまった

私の夜の出逢いでございました。


立ち去る私の背後から、貴方が何か 叫んでいたことすら、
私の耳に入ることはなかったのです。 






 

西門檀

責任を生きるという私のスタンス

 

散ってしまった落ち葉でも、

美しいと思えるようになった自分が今ここにいます。

 

数年前まで、散ってしまった葉っぱに

視線を向けることなどあったかしら?

 

『老い』を感じる年齢に差し掛かって、

その光景を自分と重ねている……

そこまでセンチメンタルではありませんが、

そこにある落ち葉の光景に美しいと感じて

シャッターを切りました。

 

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自分の役割が終わって、潔く散る葉っぱ。

本来はそんなことを葉っぱが考えているとは

思わないのですが、私には『責任を生きた』ように

見えました。

 

雨のせいにすることもなく、

風のせいにすることもない。

 

雨も風も、ただ偶然に、葉っぱの背中を押しただけ。

この中には、自ら時期を察して落ちた葉っぱもあることでしょう。

 

誰のせいにもせず歩く自分の人生は、

とっても清々しいもの。

自然界は、時にそういうことを思い出させてくれます。

 

誰のせいにもしないということは、

行き場のない怒りや悲しみを抱えることもあるでしょう。

そこそこ人生を生きていると、どうしようもないことも

起こるし、何かのせいにした方が楽なこともあります。

 

でもね。

自分にやってくるすべての出来事は、

自分の人生にもともとあった物語だと思えば、

この先の未来を書き換えられるのは自分だけ。

 

人のせいや、何かのせいにして生きるより、

清々しく、少しでも多くの幸せや

自分で自分をほめてあげられるような小さな満足を

感じて生きる方が、ずっと先の人生を迎えるころに

自分を愛していられる……私は、そう思うのです。

 

自分の中の自分を否定して生きるのは、

一番、辛いことでしょう?

 

自分らしく自分の責任で選択した人生を生きて

老後、物語を読み返すときがきたら、

私はどんなことを後世に残せたのだろうと

ワクワクしますよ。

 

私の真っ白な未来の物語のページには

ただ、責任を生きるという私のスタンス(設定)だけが

書かれていて、この瞬間にも文字が綴られている。

 

落ちた葉っぱは、もう朽ちるのみですが、

彩り豊かな様子を誰かが見て目を細めています。

 

責任を生きた証は、後世に残るのかもしれませんね。

来年、新しい葉っぱが芽吹くころを

作ったのも、この葉っぱたち。

 

そう思うと、私は今の現状の責任を生きて

踏ん張るときなんだなと思うのでした。

 

私の選ぶ人生は、旦那のものでも、

ましてや、子供のものでもありません。

 

家族がいることで、選択する全てのことに、

窮屈さを感じることもありますが、どうすれば一番いいのか

考えることも案外、楽しいもんです。

 

誰かのせいにしてても、

何も始まらないし、変わらないしね……。

 

さて、あなたは『責任』を生きますか?

それとも『無責任』を生きますか?

 

どっちにしても、

それはあなたの人生です。

 

 

2016/12/16  西門 檀

 

 

 

らいおんはーと

 

SMAPのらいおんはーとを聴くと、

何故だかいつも決まって、

長男を産んだ時を思い出します。

 

彼が産まれたのは、

外は雪が舞う寒い朝。

逆里帰り出産だったので、

知らない土地にいて心細かったけれど

本当の意味で主人の両親と家族になれた、

そんな日でした。

 

クリスマス前々日の12月22日に、

安全のため、入院し翌日の昼には

元気な産声をあげた、イケメンのbaby。

 

雪の中。

主人の両親は、何度も車を走らせて

病院へと様子を見に来てくれました。

タッパに、私の好きなイチゴをたくさんつめて。

 

実母も、babyを見に大阪から遥々、

3時間半かけて会いに来てくれました。

妹からの差し入れ、デメルのチョコレートを

持ってきて、とっても癒されたことを

今でも思い出します。

 

いろんな人に支えられて、

守るべきbaby君と対面できた喜びは

ひとしおでした。

当時は、一人でがんばったような

気持ちもあったけれど、今は

どうして、そういう風に思っていたのか

自分を恥ずかしく思います。

 

静かな静かな部屋で、

眠ったbabyの横顔に

この胸がときめき、ふるえました。

 

あれからもうすぐ17年。

 

今は、妹や弟を連れて

自分が働いたバイト代で、

ラーメンを食べに行く、いいお兄ちゃんです。

 

 

主人の両親にも、来年は会いに行こう。

 

結婚して、家族ができて。

そういうご縁は尊いものだと

歳を重ねるごとに思います。

 

親にさせてもらって知る、親のありがたみ。

 

ふれあいという名の、

魂が磨かれているような瞬間を重ねて。

今年も、みんなが無事に過ごせたことに感謝します。

 


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私の家族に「ありがとう」

 

西門 檀

地味に変更したのでお知らせします!

 

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おはようございます。

ずっと今まで、「にしかど まゆ」と

呼んでいただいておりましたが、

この度、「にしかど まゆみ」へ変更を致しましたので

お知らせいたします。

 

「えぇ~!? 知らんかった!」という方は、

これから、よろしくお願いします(笑)

 

http://happy4mayu.wixsite.com/monokakioffice

↑こちら、HPも変更。

ポートフォリオの欄には、お仕事の単価も

掲載いたしました。

 

ご縁が広がることを願って。

 

過去にペンネームを考えた時に、

本名とあまり変えたくないなと思ったんです。

「檀」は、「まゆみ」という木の名前です。

檀、真弓、檀弓/ニシキギ科/ニシキギ属。 野山に生える落葉低木。

本名も「真由美」なので、こちらを採用。

「西門」は、旧姓を取り入れて、

本来の私らしさをいつでも思い出せるようにと、

想いを込めて考えたもの。

 

決して、「檀」は「だん」ではございません。

今後とも、お見知りおきを。

 

 

 

2017/12/9 西門 檀

 

 

 

 

 

秋の夜長とコンビニスイーツ

 

10月も半ばを過ぎて、

まだ、暖かい秋の日が続いています。

 

今日は近況報告(*´Д`)

 

ここんところ、仕事が進まなくて

モチベーションが下がっていたんですが

同業の友人とランチをしたり、担当編集者と

今、担当しているゲームのキャラクターの

話しをスカイプでしたりして

少しづつ、上がってきた私のやる気。

 

仕事を家で請け負うようになって、

今までよりも24時間は自由になりましたが

24時間の経過する体感は早くなりました。

 

お仕事も、夜中のほうがはかどるので

もっぱら、夜更かし。

虫の声に、秋の風を感じたりして

執筆をしています。

 

秋の夜長には、セブンイレブンのカボチャプリン

これ、美味しいんですよね。

 

毎年、心待ちにしてて

いつも、買ってしまいます。

 

今、ある企業さんとしか契約がないので

こんな調子で、のんびり仕事していますが

やはり収入が厳しい。

もう一社、どこかからお仕事もらわないと

食べてゆくのがやっと……

 

ということで、3月半ばまで週3の夜勤を

始めることにしました。

昼は、いろいろとやることもあるので。

 

これが、結構楽しくて暇な時間は何をしててもいいので

ほんちゃんのこのお仕事を持ち込んだりしています。

 

子供の学費や、生活費を稼ぐために

まだまだ、頑張らねば。

 

モチベーションを下げている場合ではないのです。

来年は、もう少し契約してくれる会社を増やして

シナリオライターとしてバリバリ書こうと思います。

 

日本語でリリースされるシナリオ案件。

お仕事、いただければ幸いです。

 

 

カボチャプリン、食べたいなぁ。

 

にしかどまゆ

 

 

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病める時も健やかなるときも

 

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9月に入り、モチベーション低下中の私。

経済的な余裕がないと、外に行く事も億劫になります。

 

フリーランスになって1ケ月経過。

お話の根幹ともいえる、プロットばかりの制作で

8月は終わりました。

 

9月の予定は、シナリオ執筆中心ですが

今後の予定はどうなることやら。

でも、自身で決めた道ですから、

頑張らねばいけません。

 

と、言っている本日。

実は、17回目の結婚記念日。

 

忘れてるかな。

 

2014年が水晶婚だって、言ってて

2015年はスルー。

2016年、今年も忘れてるかwww

 

ちなみに、今年はアメジスト

紫玉婚式(しぎょくこんしき)なんですね。

 

本当は、ゆっくり二人で食事でもして

過ごしたいとは思うのですが、

それは、もう少し先の話になりそうです。

 

一先ずは、私の収入がほどほどに入るように

ならないことには描いた未来が崩れてく。

 

病める時も、健やかなるときも。

お互いが支え合って生きて行く結婚生活。

 

長続きする秘訣?

うちは着かず離れずで、やってきたから

17年間という今日が迎えられたのかと思います。

 

おじいさん、おばあさんになったら

どうせ、顔を突き合わせて過ごすんです。

今は、違うところを向いていてもいっか。

というスタンス。

 

だから、私は彼と結婚して幸せです。

彼は、どうかはわかりませんけど。

 

今日は、17年間ありがとうの日なのです。

 

 

 

2016/9/5 にしかどまゆ