繋がり。
側にいなくても、心のどこかが繋がっているように感じること。
そういう人との出逢いは、ほんの一握りだ。
人も、動物も、草花も。
生を受けてからの出逢いの数は決まってるんだろう。
その全てを受け入れて、歩いてゆくのは難しい。
かといって、受け入れないと選択できるほど、
僕たちは強くないんだ。
どの繋がりが、この人生で活きてくるのか。
どの繋がりが、本物なのか。
みんな、それぞれの人生の中で
運命的な繋がりを探してるんだ。
でもね。
やみくもに探しても、そんなものは見つからない。
だって、そういう縁というものは
案外、近くにあるものだから。
行動範囲を広げて、
たくさんの繋がりを作っても
満たされない夜があるんでしょう?
一番身近な繋がりを大切にする人にしか、
出来てこない繋がりがあるんだ。
繋がっても、その形は様々で
変化だってしてゆく。
それを受け入れていけることが、
本当の繋がり。
人生において一番難しいことは、
「許し」だと思うんだけど、
自分自身や他人を許せる人ほど、
心のどこかが大切な誰かと繋がって、満たされている。
誰かに愛されたいなら、
自分を愛して、隣人を愛しなさいっていう言葉。
真実の繋がりは、
たぶん、そこにあるのだ。
2016/07/26 にしかどまゆ